安倍晋三首相(65)が辞任する意向を固めたことが報じられると、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの関係者にも衝撃が走った。
新型コロナウイルスにより延期を決めた際、2年延期の声も挙がる中で、総理任期内に開催できる1年延期を決断したのは安倍首相だった。最も成功にこだわりをみせてきた国のリーダーが退くことは、開催への求心力低下をまねく可能性もある。JOCの山下泰裕会長は「事実だとすれば、残念」と惜しんだ。五輪への影響について問われると「分かりません」とした上で「ただ、国家的なプロジェクトなので基本的な方針は変わらないんじゃないかと」と、話した。