大坂なおみ、準決勝出場へ WTAや米国テニス協会から要請…棄権撤回「より注目を」
米ウィスコンシン州での警官による黒人男性銃撃事件など一連の人種差別に抗議するため、テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンの女子シングルスで4強入り後に棄権した大坂なおみ(22)=日清食品=が27日、女子ツアーを統括するWTAなどと協議して撤回し、28日の準決勝に出場すると表明した。ニューヨークの会場でエリーズ・メルテンス(ベルギー)と顔を合わせる。
大坂はマネジメント会社を通じ「WTAや米国テニス協会からの要請に従い、28日にプレーすることに同意した。より抗議運動への注目を集めることができる」と翻意の理由を説明。「WTAや大会主催者のサポートに感謝したい」とコメントした。大会主催者も抗議の意を示し、当初27日に予定した準決勝を28日に延期していた。