池江璃花子「本当に戻ってこられたんだな」「いい形でスタートできた」【一問一答】
「競泳・東京都特別大会」(29日、東京辰巳国際水泳場)
白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が29日、50メートル自由形で1年7カ月ぶりにレースに復帰。組1着の26秒32で全体5位に入った。
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-復帰戦を終えて率直な気持ちは。
「すごい緊張したけど、目標タイムを大幅に更新できて、いい形でスタートできた」
-タイムはどうか。
「タイムというより、組で1番になれると全く思っていなかったので、まず1番がすごくうれしかった」
-戻ってきたと実感した瞬間は。
「やっぱりスタート台の前に立ったときは、戻ってきたなって感じがした」
-日本学生選手権の参加標準タイムを切った。
「大学生の中で40位以内に入ってないと出場できないので、あとは願う感じです」
-ここまでの1年7カ月がよぎった瞬間はあったか。
「ここ(会場の東京辰巳国際水泳場)に向かう最中は、来るまでの道が懐かしく感じた。ああ、本当に戻って来られたんだなって気持ちにもなったし、ここからまた自分の水泳人生が始まると思うと、胸がぎゅっと締めつけられるというか。気持ちを切り替えられたいいタイミングだった」
-スタートでやや出遅れたように見えた。
「自分では今までと同じようなスタートをやっているつもりだけど、脚力がまだ戻っていない。瞬発力はまだもう少し時間がかかるかなと思う」
-ファンにどんな姿を見せたいか。
「今回は、自分が復帰できたことを伝える機会になったと思っている。去年9月のインカレを見て、来年は絶対自分が出るって気持ちでこの1年間やってきていたので、夢、目標をかなえられたところを見てほしい」