組織委・森喜朗会長、あいさつ中にガラケーが…「こりゃまずい」聖火展示式で場内失笑
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が31日、東京都新宿区で開催された聖火展示セレモニーであいさつしたが、途中で携帯電話を2度鳴らしてしまうハプニングがあった。
来夏に延期となった大会の聖火をこのたび一般展示することになり、「この火が聖火台に点火され、大会を大成功に導けるように努力したい」と森会長。新型コロナ禍で海外渡航が困難になった3月以降、関係者の尽力で何とかアテネから聖火を引き継いできた経緯を振り返り、「難関を乗り越えて、障害物競争でいえば障害をいくつもいくつも乗り越えてここまでこられた…」と感慨深げに語ったが、その際、唐突に電子音によるホルスト作曲の「ジュピター」のメロディーが流れた。
発信源は森会長の胸ポケット。二つ折りのガラケーを取り出しながら「こりゃまずい」と一度は止めたものの、最終盤で再びジュピターの着メロが鳴り響き、会場からは失笑が漏れた。
約10分間のあいさつの最後には、出席した橋本聖子五輪相、萩生田光一文科相に対して「閣僚はこれが最後の公式行事にならないようにと願っております」と“皮肉エール”を送るなど、最後まで笑いを誘った。