ザギトワが人気テレビ番組の司会に 競技復帰は不透明に
フィギュアスケート女子で、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(18)=ロシア=が、ロシア国営放送の人気フィギュアスケート番組「アイスエイジ」の司会を務めると、現地スポーツ紙「SPORT 24」などが1日、報じた。
同紙によると、ザギトワはすでに出演に同意しており、男子の02年ソルトレイクシティ五輪金メダリストのアレクセイ・ヤグディンとともに司会をするという。同番組はシーズン中に撮影が行われるため、欧州選手権や世界選手権につながるロシア選手権などで演技はできなくなる、とした。ザギトワは昨年12月に競技生活の中断を発表。現地では現役引退の可能性が取りざたされている。
現在、ロシア選手権の予選となるロシアカップのエントリーにザギトワの名前はなく、今月12、13日に行われる強化選手のテストスケートの結果により、今季の復帰を決めるとされているが、不透明な状況となった。同紙は「スポーツとテレビのキャリアの狭間で、彼女はテレビを選択した」と、綴った。
一方で「スポルトエクスプレス」は「このプロジェクトへの参加は必ずしもキャリアの終わりを示すものではない」とし、GPシリーズに参戦する可能性を指摘している。
ザギトワは、ロシアの大学にあたる高等教育機関の国家経済行政アカデミー(RANEPA)に進学。ジャーナリズムを専攻し、将来的にスポーツキャスターになる夢を語っている。