テニス・西岡良仁が惜敗 思い切り足りず反省も全仏OPへ「上々の出だし」
「全米OPテニス・第2日」(1日、ニューヨーク)
男子シングルス1回戦で西岡良仁(24)=ミキハウス=は12年大会覇者のアンディ・マリー(英国)に6-4、6-4、6-7、6-7、4-6で惜敗した。添田豪(GODAI)杉田祐一(三菱電機)ダニエル太郎(エイブル)も屈し、同種目の日本勢は全て敗退した。
4時間39分の大熱戦で力尽きたが、西岡は前向きだった。新型コロナウイルスの感染拡大もあり「全米に出ないで(欧州での)クレーコートのシーズンに向かう予定を組んでいた。でも、しっかり試合勘を戻して、欧州に行った方がいいと思った。上々の出だし」と1週間前の出場決断を吉とした。
四大大会で3度優勝を誇る相手から2セットを連取。第4セットではマッチポイントの好機もあった。驚異的な粘りに根負けし「ここっていうときに思い切りが足りなかった」と反省したが、2月下旬のドバイ選手権以降遠ざかっていた実戦の感覚をつかめたことは大きかった。
元世界ランク1位を苦しめた内容に「欧州につながる試合かな」と評価。次の目標に定めるクレーの全仏オープン(27日開幕・パリ)へ手応えを口にした。