大坂なおみ、5年連続3回戦進出!左太ももテーピングも「まだここにいる。大丈夫」
「テニス・全米オープン」(2日、ニューヨーク)
女子シングルス2回戦が行われ、2年ぶりの優勝を狙う世界ランク9位の大坂なおみ(22)=日清食品=は、同74位のカミラ・ジョルジ(イタリア)を、6-1、6-2のストレートで制し、5年連続3回戦に進出した。
痛めている左太ももにテーピングを巻いて臨んだ大坂だったが、ハードヒットしてくるジョルジに冷静に対応。第1セットを6-1でものにすると、第2セットも最初のリターンゲームでブレークに成功。6-2で圧倒した。インタビューでは「今日はサーブがよくて、ポジティブにプレーできた」とうなずき、怪我の具合については「まだここにいるから、大丈夫だと思う」と、話した。
大坂は入場の際に、1回戦に続き、黒のマスクを着用。マスクには昨年、コロラド州で警察官に殺害された黒人男性のイライジャ・マクレインさんの名前が記されていた。1回戦では今年3月に自宅に押し入ってきた警官に射殺された黒人女性、ブレオナ・テイラーさんの名前が記されたマスクをつけていた大坂。黒人差別への訴えを続けており、初戦後のインタビューでは、「私はこの大会で7つのマスクを準備している」と話しており、決勝まで毎回マスクを変えていくことを示唆している。