五輪版“バブル”の可能性は?NBAなどで成果も 「規模大きく、難しさある」

 来夏に延期された東京五輪・パラリンピックに向けた新型コロナウイルスへの対策を検討する政府、東京都、組織委による調整会議の初会合が4日、総理官邸で行われた。アスリートの出入国の問題や、選手村、競技会場の運営方法、医療体制、観客の感染対策などを話し合う。この日は論点整理が行われ、今後、11月までに4度会議を開き、年内にとりまとめを行う。

 米国ではNBAや現在、開催中のテニス全米オープンなどで“バブル”と呼ばれる方法で大会が実施されている。選手、関係者を特定の施設、地域に隔離し、その中で大会を実施するという方式。NBAはフロリダのディズニーワールドを“バブル”にし、再開後は順調にシーズンを消化している。ただ、五輪は1万人を超えるアスリート、関係者がやってくるだけに、組織委の武藤事務総長は「五輪の規模で実現するかどうかに関しては、そういう大勢をコントロールする難しさもある。現実に即して考えていかなければならない」と、指摘した。

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