高安 復活サポートの妻・杜このみに感謝「体重もいい結果が出ている」
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
元大関の幕内高安(30)が5日、都内の部屋で朝稽古後、電話取材に応じ、7月に結婚した演歌歌手の杜このみ(31)と来年2月に誕生予定の子供への思いを語った。
昨年11月に婚約発表後、腰痛などに苦しみ、大関を陥落。苦しい日々を2人で乗り越えてきた。先場所は10勝を挙げ復調。食事面での支えは大きかった。
「この時期なかなか(コロナで)外出できませんので、食事の面ではだいぶ妻にサポートしてもらって、本当に感謝。毎日よく考えて作ってくれています。それで内臓の体重もいい結果が出ています。感謝しながら、恩返しできるようにやりたい。とても食事勉強しているみたいで、とてもおいしくいただいています」と体調の大幅な改善につながった。お酒も「全然飲んでいない」と言う。
家庭に帰れば愛する妻が出迎えてくれるのもありがたい。「やはりとてもリラックスできて過ごしていますし、食事もそうですけど、いろんな面で気を遣ってもらっているので、とても精神的なサポートは大きい」と、感謝した。
先場所は妻のためにも戦った。「自分のつらい時期を支えてもらっていましたので、結果が、まあ一つ結果が出たってことが、本当に2人で喜びましたし、また2人で前を向いて頑張っていこうと思いました」と言う。
新たな命も授かり、喜びも倍増。「子供を授かりまして、来年の初めに生まれます。より一層、頑張らないといけない。妻の体調もサポートしなければいけないですし、子供のためにも2人で力を合わせてやっていきたい」と責任感を口にした。
番付も東前頭6枚目まで回復。秋場所でさらなる逆襲へ気合も入る。この日は中休みだたったが、前日まで部屋で荒磯親方(元横綱稀勢の里)と連日、三番稽古(同じ相手と続けて取る)で体を追い込んだ。