ソフトボール・上野まさか6失点「ふがいないピッチング見せた」
「ソフトボール・日本リーグ女子1部、トヨタ自動車10-1ビックカメラ高崎」(6日、大和スタジアム)
後半開幕節2日目が行われ、昨季リーグ優勝のビックカメラ高崎が同3位のトヨタ自動車と対戦し、1-10で初戦黒星となった。ビックカメラはエース・上野由岐子(38)が先発し、4回7安打5四死球6失点だった。一方、打線はトヨタ自動車の先発・後藤希友(みう・19)ら4投手による継投で2安打に抑え込まれた。
今季は開幕節と決勝トーナメントのみ、有観客で開催。この日は多くのファンが駆けつけたが、上野は「ふがいないピッチングを見せたことはすごく悔しい」と唇をかんだ。
初回、味方のソロ本塁打で先制するも、直後の守備で2四死球と安打、2つのバッテリー間のミスもあり、いきなり2点を失った。二回と四回にも追加点を許し、計6失点。毎回ランナーを背負う苦しい投球に「全体的にだめだった」と悔しさをにじませた。
久しぶりの公式戦にも「ゲーム勘がなかったとかはない」と話す上野。試合前から「投げていて感覚的にしっくりきていなかった」と投球を振り返った。自粛期間中には新たな変化球を習得。球種は明かしていないが、この日初めて試合で試すなど、ベテランは成長を図り続ける。
悔しい幕開けとなったが、来週以降も試合は続く。「一戦一戦全部勝つつもりで、プレッシャーをかけながら試合をしていきたい」と気持ちは変わらない。連覇へ向け、一戦必勝で戦っていく。