セリーナ、3歳娘の前で逆転勝ち「ママの戦う姿を見てくれたかな」
「テニス・全米オープン」(5日、ニューヨーク)
シングルス3回戦で女子は第3シードのセリーナ・ウィリアムズが第26シードのスローン・スティーブンス(ともに米国)に2-6、6-2、6-2で逆転勝ちし、16強となる4回戦に進んだ。女子ダブルス2回戦で第6シードの青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組はヘイリー・カーター(米国)ルイサ・ステファニ(ブラジル)組に4-6、6-0、4-6で敗れた。
テニス界でママさん選手の代表格、38歳のS・ウィリアムズが17年大会優勝のスティーブンスに逆転勝ちし、四大大会最多に並ぶ24度目のタイトルに前進した。無観客で大歓声はなかったが、スタンドから3歳になった長女オリンピアちゃんの祝福を受け「ママの戦う姿を見てくれたかな」と喜んだ。
第1セットに苦しんだサーブを修正。第1サーブの成功率は50%から2セット目は76%へ改善し、第2セット以降は一度もブレークを許さなかった。「最初はサーブミスが目立ったが、立て直せたのがとても大きかった」と息をついた。
第6日はS・ウィリアムズ以外にも、母となりコートに戻った選手が躍動。元世界ランキング1位の31歳、アザレンカ(ベラルーシ)と32歳のピロンコバ(ブルガリア)が4回戦に進んだ。