セリーナが逆転4強 ママ対決制しママ初Vへあと2賞「多くのことを乗り越えないと」
「テニス・全米オープン」(9日、ニューヨーク)
女子シングルス準々決勝で四大大会通算23勝を誇る第3シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)と元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が勝ち、準決勝で対戦することになった。男子シングルス準々決勝では第2シードのドミニク・ティエム(オーストリア)と昨年準優勝の第3シード、ダニル・メドベージェフ(ロシア)が勝った。両者は準決勝で顔を合わせる。
ポイントを奪っても両肩で大きく息をつき、喜びは控えめ。38歳のS・ウィリアムズはピロンコバの粘りに苦しめられたが、強打で押し切った。利き手と逆の左手にラケットを持ち替えてリターンする執念も。出産を経てコートに戻ったママさん選手同士の対決を制し「序盤は積極性が足りなかった。2セット目からしっかり対応した」と胸を張った。
目標のマーガレット・コート(オーストラリア)に並ぶ四大大会史上最多24度目の優勝まであと2勝。母となってからは初の頂点に向け「本当に多くのことを乗り越えないといけない」と、疲労などどこ吹く風といった感じだった。