橋本五輪相、室伏新長官に期待「スポーツの枠超えて価値広げて」
橋本聖子五輪相(55)は11日、閣議後の定例会見を行った。この日スポーツ庁長官への就任が発表された、陸上男子ハンマー投げアテネ五輪金メダリストの室伏広治氏(45)について、「スポーツの枠を超えた中で、スポーツの意義、価値を広げていってくれればと思っている」と期待を込めた。
室伏氏は五輪金メダリストであるとともに、来夏の東京五輪パラリンピックに向けては招致から関わり、大会組織委員会ではスポーツディレクターを務めてきた。今月で鈴木大地現長官が5年の任期満了を迎えることから、新長官に決定。新型コロナ禍で延期となった来夏の東京五輪に向けて、今後は国のスポーツ行政全般を推進する立場として期待が懸かる。
橋本大臣は「(室伏氏は)やはり世界のトップアスリートであり金メダリスト。室伏新長官は次世代の育成に大変力を注いでこられたし、五輪パラリンピックのレガシーをつくりあげるということで、組織委においてはスポーツディレクターを務めていただいた。そういった実績と経験をスポーツ庁長官として、スポーツの枠を超えた中でスポーツの意義、価値を広げていってくれれば」と期待した。