安倍首相、来夏の東京五輪「観戦したい」橋本五輪相明かす
橋本聖子五輪相が11日、閣議後の定例会見を行った。14日に自民党総裁選が行われ、新首相のもとで組閣が行われるが、安倍首相からはこの日の閣議後に「ご苦労さん」とねぎらいの言葉をかけられたといい、「総理とは(入閣前の)五輪招致からずっと携わっていただいたこともあり、『ありがとう』と声を掛けていただいた。『来年の東京大会は総理という立場ではないけれども楽しみにしている。観戦したい』とおっしゃっていました」と明かした。
安倍首相は東京五輪パラリンピックの招致段階から関わっており、首相として最終プレゼンテーションにも参加。16年リオデジャネイロ五輪の閉会式では“安倍マリオ”に扮(ふん)して登場し、話題となった。新型コロナウイルスによる延期が決まった際には、2年延期案もある中で来夏への1年延期を決定したとされる。任期中の大会成功に強いこだわりを見せたが、体調不良を理由に辞任を表明していた。
今月からは大会に向けた政府のコロナ対策会議も始動しているが、橋本大臣は「早い段階で東京五輪が開催できるんだと(国際オリンピック委員会に)確信していただけるように取り組んでいきたい」と述べた。