松ケ根親方が自宅謹慎「浅はかすぎる」「軽はずみな行動」不要不急の外出発覚
「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)
日本相撲協会は12日、松ケ根親方(元幕内玉力道)に新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反する行動があり自宅謹慎としたことを発表した。8月31日、全協会員らを対象に行った感染対策の講習会後、不要不急の外出が発覚した。
前日には時津風親方(元幕内時津海)が同じく8月31日以降、他県を訪れるなどガイドライン違反で謹慎となった。秋場所直前、親方の自覚のない行動が相次ぎ、水を差した。
時津風親方同様、松ケ根親方も今後は協会の危機管理委員会、コンプライアンス委員会で調査を受け、秋場所後の理事会で処分が協議される。
同親方は二所ノ関部屋の部屋付き親方で8月上旬にコロナ陽性と判定されている。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「部屋付きでも部屋に稽古を見に行くから部屋に持ち込む可能性がある。1度陽性反応が出ているんだから自覚しないといけない。浅はか過ぎる。何のための講習会なのか。処分が出るまで謹慎」と厳しく断じた。
秋場所開催の責任者、尾車事業部長(元大関琴風)も指導する立場の親方の違反行動に無念さをあらわ。「協会員が一つになってやっていかないといけない大事な時に。軽はずみな行動は残念で悔しい」と話した。