順天堂大・林奈海、女子1万メートル競歩優勝 五輪は「夢じゃなく目標」
「陸上・日本学生対校選手権」(12日、デンカビッグスワンスタジアム)
女子1万メートル競歩が行われ、19年日本選手権20キロ競歩で3位の林奈海(順大)が48分03秒37で優勝した。
「昨年2位になったときから優勝を狙っていた」とゴール時には両手を高く突き上げてうれしさを爆発させた。
3月には同級生の藤井菜々子(エディオン)が五輪代表に内定。「高校のときからずっと追いかけている。すごく刺激になる。藤井も『刺激になるよ』と言ってくれている」とライバルの存在の大きさを明かす。
今大会は1万メートルだったが、「20キロを歩けないと世界では戦っていけない。20キロも通用するように練習を積んでいきたい」と藤井。「オリンピックを狙いたいと、夢だけじゃなくて目標として捉えられている」と見据えるのは世界の舞台だ。まずは出場権獲得のため、さらなるレベルアップを図る。