大坂なおみ祖父・鉄夫さん笑顔「恐ろしい孫」
「テニス・全米オープン」(12日、ニューヨーク)
決勝が行われ、第4シードの大坂なおみ(22)=日清食品=が元世界ランキング1位で初制覇を狙ったビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に1-6、6-3、6-3で逆転勝ちし、2年ぶりの頂点に立った。19年の全豪オープン以来3度目の四大大会制覇。ツアーでは今季初勝利、通算6勝となった。人種差別への抗議マスクで注目を集めた2週間の戦い。試合後は差別撤廃を改めて願った。
大坂の祖父鉄夫さん(75)は北海道根室市の自宅前で報道陣の取材に応じ「恐ろしい孫は持ちたくない。(四大大会3度目の優勝に)びっくりしている」と冗談を交えながら喜びを語った。試合は自宅のテレビで妻と2人で観戦。優勝が決まると、妻はうれし泣きしていたという。大坂が着用していた人種差別に抗議を示すマスクについては「プレイに徹してもらえればと思う半面、勇気があるなと思った」と語った。