琴奨菊が休場 師匠「ぶちっと音がしたと言っていた」 残り全休なら十両陥落避けられず
「大相撲秋場所・3日目」(15日、両国国技館)
西前頭11枚目の元大関琴奨菊(36)=佐渡ケ嶽=が左ふくらはぎの肉離れで3日目の15日、日本相撲協会に休場を届け出た。2日目の明生(立浪)戦で負傷した。2日目まで1勝1敗だった。
師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が電話取材に応じ「(本人は)『ぶちっと音がした』と言っていた。きのうケガしたところの痛みがすぐ引くもんじゃない。『今は足が着くことができない』と言っていた」と弟子の状況に関し話した。
幕内最年長で05年夏場所以来、15年間、幕内に在位。残り全休なら十両陥落は避けられない。師匠は「本人は『早く治して調子が良ければ途中からでも出たい気持ち』と話していた」と琴奨菊は再出場へ意欲を見せている、という。
今場所は体に巻くサポーターも少なく、初日の魁聖戦も快勝。師匠は「すごく(体調が)良かった。自分なりに考えてトレーニングしていた。体調的にも調子いいと言っていたけど」と残念がった。
琴奨菊の休場は18年名古屋場所以来7度目。17年春場所で大関を陥落後、21場所幕内を維持する。3日目、対戦予定だった千代大龍(九重)は不戦勝となる。