フェンシング リオ五輪8位の佐藤が18歳寺山と決戦へ「若い者に負けるわけには」

決勝進出を決め、ガッツポーズをする佐藤=日本フェンシング協会提供=
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 「フェンシング・全日本選手権」(17日、駒沢体育館)

 女子エペと男子サーブルが準決勝まで行われ、女子エペは2016年リオデジャネイロ五輪8位の佐藤希望(34)=大垣共立銀行=と寺山珠樹(18)=日大、男子サーブルは吉田健人(警視庁)と小久保真旺(星槎国際高川口)が決勝に駒を進めた。

 18歳の寺山との決戦に佐藤は「まだまだ若い者に負けるわけにはいかない」と5年ぶり6度目の優勝に闘志を燃やした。

 この日は久しぶりの試合だったが「自分のペースでいつも通りできた」と納得の表情。観戦に訪れた太田雄貴会長も「さすがの一言。落ち着いた試合運び、ゲーム展開、行くときは行く持ち味がでていた」とベテランのプレーを絶賛した。

 1年後には佐藤自身が「年齢的に集大成」と話す東京五輪が待っている。「出場は決まっていないが、出場することができれば、ロンドンでは2回戦敗退、リオでは8位。次は階段を上ってメダルを目指していきたい」。来夏へ向けて、まずは26日の決勝戦で弾みをつけていく。

 今大会は無観客で行われ、新型コロナ感染症対策として、試合前に選手全員が新型コロナ感染の有無を調べる検査を実施。試合後は毎回ベンチとピストをアルコールで消毒した。また、関係者や報道陣は観客席、アリーナ内への再入場時に毎回、全員が検温と手指消毒を行うなど徹底していた。

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