フェンシング 新婚の三宅、前日に妻とルーティン行うも初戦敗退「非常にふがいない」
「フェンシング・全日本選手権」(18日、駒沢体育館)
男子フルーレの予選が行われ、ロンドン五輪団体フルーレ男子銀メダリストで新婚の三宅諒(29)=フェンシングステージ=は初戦で飯村一輝(16)=龍谷大平安=に10-15で敗れ、敗退となった。26日の決勝には永野雄大(中大)と松山恭助(JTB)が進出を決めた。
先制点を許し、2点目も連続して献上した三宅は「くそぉ」と声を出して悔しがった。
先日、自身の動画投稿サイト「ユーチューブ」内で8月に結婚していたことを発表し、17日には「試合前のルーティンである、ホットケーキを妻と食べに来ました」とホットケーキの写真とともにツイッターに投稿。気合い十分に挑んだが「非常にふがいない結果。他の選手の本気の気持ちを感じることでまだまだ頑張らないと、と痛感させられた」と試合を振り返った。
今大会は来夏の東京五輪代表争いに直接関係してこないが、「ここで負けたのはマイナス」とし、「今5番手くらい」と自身の立ち位置を明かす。東京五輪まで残り1年。ベテラン剣士は「東京オリンピック前に試合があったらそこで必ず結果を出して、推薦枠の中で確実に食い込めるように頑張りたい」と力を込めた。