大坂なおみ、全仏OP欠場 過密日程、左太もも万全でなく…「体整える時間足りない」

大坂なおみ
全米オープンのシングルスで優勝した記念撮影する中村豊さん(左から2人目)、恋人のYBNコーデー(右端)ら大坂なおみの陣営=12日、ニューヨーク(ゲッティ=共同)
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 テニスの全米オープン女子シングルスを2年ぶりに制した世界ランキング3位の大坂なおみ(22)=日清食品=が18日、27日開幕の全仏オープン(パリ)を欠場するとツイッターで明らかにした。秋に予定されていた大会が新型コロナウイルスの影響で軒並み中止となっており、大坂はこのまま今季を終える可能性もある。

 「二つの大会の日程が近いためクレーコートに向けて体を整える時間が足りないと判断した」と大坂。全米の前哨戦で決勝を棄権する原因となった左太ももの状態が万全でなく、全仏欠場の判断につながったようだ。

 全米は2回戦からテーピングを施して決勝までを戦い抜いた。しかし、例年は5~6月開催の全仏が秋に延期され、今年は全米閉幕からわずか2週間後という過密日程。球足が遅い赤土の全仏はラリーが長くなり下半身にかかる負担が大きい。回復の十分な時間が取れず、関係者には全米で優勝した直後から欠場に傾いていることを打ち明けていた。

 関係者によると、ツアーを統括するWTAには10~11月にトップ選手による「オールスター戦」の開催構想がある。まだ確定しておらず、大坂の出場も未定だ。

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