東京五輪招致 送金巡り疑惑再浮上も JOC山下会長は「再調査予定なし」

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が23日、都内で定例会見を行った。

 先日、東京五輪を巡り招致委員会がコンサルタント契約を結び、2億円超を振り込んだシンガポールの会社の口座から、国際オリンピック委員会(IOC)委員だったラミン・ディアク氏(87)=セネガル=の息子、パパマッサタ氏(55)とその会社に約37万ドル(当時のレートで約3700万円)が送金されていたことが判明。ラミン氏は当時、開催地決定でアフリカ票取りまとめに影響力がある有力委員だったことから、招致委の資金が不正に使われた可能性が浮上している。

 山下会長は「報道されている資料には一通り目を通したが、フランス当局が捜査していること。推移を見守りたい」と話すに止めた。JOCの調査チームは16年に違法性はなかったと結論付けている。再調査の可能性については「予定していない。JOCとしては正当な手続きにのっとって調査したと認識している」と話した。

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