箱根予選会のコロナ規則が波紋「脅迫状のような条件」濃厚接触者でチーム出場不可も
関東学生陸上競技連盟は24日に、10月17日に開催予定の箱根駅伝予選会(立川)について、出場する大学に向けた「新型コロナウイルス感染症 感染防止対策等の諸連絡」を発表したが、その内容が波紋を呼んでいる。
同文書では3週間前(9月26日)以降に部員(選手、主務等)および監督、コーチ等、日々の活動を共にしている人がPCR検査、抗原検査において陽性反応があった場合、いかなる場合でも、チームとして出場を認めないこと。濃厚接触者が出た場合でも2週間前(10月3日)以降の場合はチームとしての出場を認めないことなどを通知している。厳しい内容に、順大陸上部監督で、陸連の強化委員会ディレクターを務める山崎一彦氏は自身のツイッターで「脅迫状をつきつけられたような条件」「自殺者も出かねない規則。保健所の指示と自粛期間に従うべき。学生から心の犠牲者を出すような厳罰規則には今すぐ改訂すべき!」(その後、削除)と、問題提起。その他、ツイッター上でも「なぜそこまでする」「陽性者が犯罪者のように扱われてしまうのでは・・・」、と懸念の声が相次いだ。
大会は例年陸上自衛隊立川駐屯地から市街地を周り、昭和記念公園をゴールにするコースで争われているが、今年は駐屯地内の周回コースで無観客で行われる。ハーフマラソン(21・0975キロ)の上位10人の合計タイムで10枠の本戦出場権を争う。