元バレー代表の狩野舞子さん、五輪新種目の18歳エースに驚嘆「しっかりし過ぎて動揺」
新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪開幕まで26日で300日となることに合わせたトークイベントが25日、東京都墨田区の東京スカイツリーで行われた。
新種目の自転車BMXフリースタイル・男子パークで金メダル候補の中村輪夢(18)=ウイングアーク1st=は、願いを書くウィッシュリボンに「自分に克(か)つ」と記入。「ケガや恐怖心と常に戦っている。新しい技に挑戦したいけど(怖くて)やりたくない気持ちだったり、大会でも自分との勝負に勝たないと優勝できない」と決意を示した。
同じく新種目のスケートボード男子ストリートの堀米雄斗(21)=XFLAG=は、拠点を置く米ロサンゼルスからリモート参加。五輪延期でトリック(技)を磨く時間が延びたと捉え、「いっぱい練習すれば自信につながる。オリジナルトリックが自分の武器なので、五輪ではみんなが驚くような新しいトリックを出せたらいい」と力を込めた。
都市型スポーツで世界を引っ張る日本の若き両エースの勢いに、元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さん(32)は「しっかりし過ぎて動揺しています」と驚いた様子。自身も中学3年時にアテネ五輪の代表候補に入った経験を持つが、個人競技で金メダルを目指す中村はまだ18歳とあって、「最近ですよね?(生まれたのが)2002年って!」と目を丸くし、「先を見据えて練習していると思うし、応援したいです」とエールを送った。
また、狩野さんはウィッシュリボンに「世界中のみんなが笑顔でいられる未来を!!」と記入。「コロナ禍で人々の表情が暗いことが多いので、スポーツを通じて笑顔になってほしい」と願いを込めた。