フェンシング・17歳小久保真旺が最年少V パリ五輪の星が大躍進
「フェンシング・全日本選手権」(26日、ニューピアホール)
各種目の決勝が行われ、サーブルの男子は17歳の小久保真旺(埼玉・星槎国際高川口)が同種目で史上最年少優勝を果たした。女子は福島史帆実(セプテーニ・ホールディングス)が快勝。新型コロナの影響のため無観客でオンライン中継された。
優勝を決める15点目を獲得すると、右手でガッツポーズした。終始攻めの姿勢を貫いた小久保は「うれしい。絶対に最年少優勝してやるぞという気持ちで戦った」と、端正な顔に笑みを浮かべた。
大会初出場の19年はベスト8。今大会は予選から年上相手に奮闘した。決勝でもナショナルチームの先輩で昨年の世界選手権代表、吉田健人(警視庁)に15-7で競り勝ち「相手の動きに流されるのではなくて自分から仕掛けた。自分の勢いが出せた」とうなずいた。
「動きが雑なので丁寧にできるように練習していきたい」と今後の進化を見据える。パリ五輪を狙う逸材は「シニアの国際大会で上位に食い込むことができたら」と、さらなる高みを見据えた。