錦織、四大大会復帰戦を勝利で飾る 全仏1回戦、エバンスにフルセットで勝利
「テニス・全仏オープン」(27日、パリ)
世界ランキング35位の錦織圭(30)=日清食品=が男子シングルス1回戦に登場し、同34位で第32シードのダニエル・エバンス(30)=英国=に3-2(1-6、6-1、7-6、1-6、6-4)で勝利し、2回戦に進出した。
錦織が昨年8月の全米オープン以来、約1年ぶりの四大大会復帰戦を勝利で飾った。過去2勝1敗のエバンスに対し、第1ゲームからブレークを許すなど、第1セットを1-6で落とす苦しい立ち上がり。
しかし第2セットで踏ん張る。第3ゲームから連続ブレークでこのセットを6-1で奪い返す。
降雨中断を経ての第3セットでも第2ゲームをブレーク。錦織のペースになったかと思われたが、ここからエバンスが粘りを見せ、タイブレークとなる。このタイブレークを7-3で錦織が獲得した。
しかし第4セットを1-6で落とし、試合は最終セットへ。第2ゲームをブレークすると、最後まで崩れず、3時間49分の熱闘を制した。
錦織は昨年の全米後、右肘手術で長期離脱。今季の全米前に復帰予定だったが、新型コロナウイルスに感染したこともあり、全米も欠場していた。