正代のしこ名、昇進しても「変えるつもりはない」5人目の本名大関へ
大相撲秋場所で初優勝し大関昇進を決めた関脇正代(28)=時津風=が28日、優勝一夜明けのリモート会見を都内の部屋で行った。大関となっても本名の「正代」のままで「変えるつもりはない」と断言した。
昭和以降91人目の大関となり、過去、昇進後も本名を使用したのは輪島、北尾、出島、高安の4人だけで5人目の本名大関となる見込みだ。北尾は横綱昇進を機に双羽黒に改名した。本名横綱は輪島しかいない。
正代は「珍しい名字だと思うし、今、このしこ名で皆さんの中にあるなら、この名前を変えたらといけないと思う。師匠からも(新十両昇進時に)『正代はいい名前だからそれでいこう』と言ってくださった。これからも正代でいけたらと思います」と言い切った。
大関となれば、横綱を目指す地位。「そういうのは大関に上がって実績を積んでからと思う。まずは大関で活躍することが先」と冷静に話した。