新大関・正代の両親も感激 父は「ドキドキは今まで以上」
日本相撲協会は9月30日、東京両国国技館で11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇正代(28)=時津風=の大関昇進を全会一致で決定した。
愛息の晴れ舞台に故郷熊本から両親も駆け付けた。父・正代巌さんは「最初は実感が湧かなくて、きょうこういう場所に来て実感が湧いた。ドキドキは今まで以上だった。親孝行してもらった」と、喜んだ。
母・正代理恵さんは「やさしい、すごく気を使ってくれる。小さい時は素直でおとなしい、人の言うことをよく聞く」と愛息の人柄を語った。「偉業を成し遂げたんだな、と感じる。病気、ケガに気を付けて、毎日稽古を頑張ってまた上を狙ってほしい」と体を気遣った。
隣で聞いていた正代は「きのう東京に着いたという連絡もなかった」と苦笑い。なかなか帰郷できていない中、「どこかのタイミングで地元に帰るのでカレーでも作ってもらう」と母の手料理を楽しみにした。