スポーツ庁・鈴木大地長官が感謝の退官あいさつ 今後は「明日から自由の身」

 スポーツ庁の鈴木大地長官は30日、職員への退官あいさつを文部科学省で行った。2015年に初代スポーツ庁長官に就任してから5年。「素人長官をここまで支えていただいて、何とか務めることができました」と感謝を述べた。

 本来なら東京五輪・パラリンピックを終えてから退官する予定だったが、大会は新型コロナ禍で来夏に延期された。「日本が最高・最多のメダルで『やったあ』なんて言って退官をする予定でしたが、ちょっと予定が狂いました」としつつ、「これもまた人生ということで前向きにとらえていきたい」と話した。

 10月1日からの後任は、陸上男子ハンマー投げで04年アテネ五輪金メダリストの室伏広治氏。「陰で支えてスポーツを応援したい」と力を込めた。

 今後について、千葉県知事選挙(来年4月)への立候補の可能性が一部で報道されているが、「明日から自由の身。色んな人とお会いします」と話すにとどめた。

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