田中希実、女子800mは4位 2冠ならず「弱さというか、おごりの部分」
「陸上・日本選手権」(3日、デンカビッグスワンスタジアム)
女子800メートル決勝で、田中希実(21)=豊田自動織機TC=は2分4秒76で4位だった。川田朱夏(東大阪大)が2分3秒54で初優勝した。
前日初めて制した1500メートルとの2冠に挑んだ田中。スタート後から最後尾で追いかける展開となった。そこから前を追いかけ、残り1周で4位へ。バックストレートでトップに上がり、逃げ切りにかかったものの、第4コーナーを曲がって川田らに抜かれ、順位を落とした。
「800で勝ちたい気持ちが少し弱かった。もっと貪欲になっていくところを大事にしていきたい。春から培ってきたものを出せば、(1500メートルとの)両方優勝を狙える力があると思っていた。800メートルでメダル(3位以内)が取れなかったところが弱さというか、おごりの部分になってしまっていた。そこをしっかり見直したい」と反省の言葉を並べた。
田中の自己ベストは、今年7月の兵庫選手権でマークした2分4秒66。日本記録は杉森美保が05年に樹立した2分0秒45。