「フィギュアスケート・ジャパンオープン」（３日、さいたまスーパーアリーナ）

　フリーのみの団体対抗戦で争われ、女子の樋口新葉（１９）＝明大＝は習得を目指している大技トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）に挑戦し、公式戦で初めて着氷するなど１２３・０１点をマークした。

　今季初の有観客で１２９２人に見守られる中、樋口は最初のジャンプで３回転半を敢行。まわりすぎてバランスを崩しながらも何とか我慢し「目標のアクセルを片足で降りられたのは自信につながる」と声を弾ませた。

　マイナスのつくジャンプとなったが、大技成功に一歩前進し「オーバーターンでバシッと決めることはできなかったが、転んだり回転不足にはならず降りられた。アクセルだけなら７０点与えていい」と納得の表情。「次はプラスをもらえるように練習したい」と手応えと宿題を持ち帰った。