鍵山優真が世界5位相当の高得点「うれしいけど…点数は気にしていなくて」

ともにシニアデビュー戦となった関東選手権を終え、賞状を手に笑顔を見せる、優勝した鍵山優真(右)と2位の佐藤駿=山新スイミングアリーナ(代表撮影)
男子で優勝した鍵山優真のフリーの演技=山新スイミングアリーナ(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・関東選手権」(4日、山新スイミングアリーナ)

 男子フリーは、鍵山優真(17)=星槎国際高横浜=が188・75点をマークし、合計287・21点とした。国内大会は国際スケート連盟非公認のため参考記録だが、フリー、合計とも、ルール改正が行われた18-19年以降の世界歴代5位相当の好記録だった。

 冒頭の4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプをしっかりと着氷すると、演技後半には「半分賭け」だったという3回転ルッツ-3回転ループという高難度の連続ジャンプも着氷。最後のトリプルアクセルはやや乱れたが、シーズン初戦にして完成度の高い演技を披露した。

 自身の得点が世界5位相当と知ると、「なんか、うれしいっちゃうれしいけど…」と首をかしげた。「あまり点数は意識していなくて。昨日のSPは90点以上を目標にしていたけど、今日は演技だけに集中していたので、自己ベスト更新はうれしいけど、そこまで意識していなかった」と振り返った。

 また「体力を持たせるために演技の動きが小さくなってジャンプだけに集中してしまったところがあった」と反省。「今年からシニアなので、今季はジャンプだけじゃなくて演技も磨き上げて、シニアトップでも戦えるような滑りをしたい」と話した。

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