昨季学生王者・早大、7トライで初戦勝利 青学大に5点差に追い上げられるも

 青学大(左側)に辛勝し、ノーサイド後も厳しい表情の早大フィフティーン=秩父宮
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 「関東大学ラグビー・対抗戦、早大47-21青学大」(4日、秩父宮ラグビー場)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、関東大学ラグビーの対抗戦は例年の約1カ月遅れで開幕。昨季大学選手権王者の早大は、7トライで青学大に勝利した。

 秩父宮にラグビーが帰ってきた。相良南海夫監督は「観客のいる秩父宮で開幕を迎えられることをうれしく思う」と、ラグビーができる喜びをかみしめた。有観客となる秩父宮では観客の上限5000人、入場の際は検温が行われ、プロスポーツ並みの感染症対策が施された。

 昨年は92-0、一昨年は123-0と圧勝してきた青学大に一時は5点差に詰められる接戦となったが、最終的には貫禄を見せた。昨季日本一を経験したプロップ小林賢太(3年)やWTB古賀由教(4年)のトライなどで突き放した。

 対抗戦については、新型コロナウイルスの影響で試合ができなかった場合に備え、勝ち点制を導入。4トライ以上の勝利で加算されるボーナスポイントも獲得した。

 開幕を迎えるにあたって当然万全の準備はできなかった。主将のナンバー8丸尾崇真(4年)は「実戦が非常に少ない中で開幕を迎えた。難しい面が多いが、1戦1戦成長していければ」とさらなる向上を目指す。

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