阿部詩、100キロ級の井上康生氏投げた「自慢したい」 袖釣り込み腰でスパーン

日本男子・井上康生監督(右)を袖釣り込み腰で投げる阿部詩
日本男子・井上康生監督を袖釣り込み腰で投げる阿部詩
オンラインで柔道教室を開催した(左から)野村忠宏氏、阿部詩、日本男子・井上康生監督=横浜武道館
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 柔道女子52キロ級で東京五輪代表の阿部詩(20)=日体大=が4日、五輪3連覇の野村忠宏氏(45)が主催する「野村道場」のオンライン柔道教室にゲストとして参加。子供たちに対し、得意技を指南したほか、デモンストレーションとして特別講師のシドニー五輪男子100キロ級金メダルで日本男子監督・井上康生氏(42)を投げる一幕もあった。

 五輪金メダリストの野村氏、井上監督というレジェンドに並んで柔道教室に参加した阿部は、代名詞でもある得意技・袖釣り込み腰のコツを伝授。「つかんだ相手の袖を真上に引き上げる」ことや、相手を横回転ではなく「縦に投げるイメージ」というポイントを惜しげもなく明かした。

 さらに野村氏の鶴の一声で、井上監督に技を受けてもらうことになった阿部。自身の2倍近い体重約100キロの井上監督の両袖を持つと、すっと懐に入りながら回転し、難なくズドンと畳にたたきつけて、現場やオンライン視聴者を沸かせた。

 投げられた井上監督は「いつも試合会場で見ているが、詩選手の力強さ、スピード、キレは何なんだろうと思っていた。それを体感できたのはありがたい」と話し、実際に体感した感想として「縦にスパーン(と跳んで)、足からパチーンと(落ちる)。あそこまでのキレとスピード、パワーは“半端ない”。あの階級では突出しているのでは」と称賛した。

 阿部は「すごくうまく受けていただいた」と感謝するとともに、「昔テレビで見ていた時代のすごかった選手を投げられたのは光栄。自慢したいです」と感激した様子だった。

 阿部は代表に決まっている東京五輪が新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となったが、「さらに進化できる。1年延期になったので、新しい技を1つ2つ身につければさらに強くなれる」と前向きに語った。

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