テニス・青山&柴原組が四大大会初8強!全米の雪辱 五輪出場目指すも「まずは優勝」
「テニス・全仏オープン」(4日、パリ)
女子ダブルス3回戦で第7シードの青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組が第10シードのヘイリー・カーター(米国)ルイサ・ステファニ(ブラジル)組に6-4、7-5で勝ち、四大大会初の8強入りを果たした。
第2セット終盤、雨による1時間超の中断中、青山と柴原は試合前に立てた戦術を再確認した。
「基本に戻り、慌てずにいいボールを何球でも打っていこう」
同じペアと8強入りを懸けて対戦した全米オープンでは、ネット前に2人が並ぶ陣形に対して慌てて攻め急いで自滅した。1カ月前の惜敗の苦い教訓を生かして勝負どころで2ゲームを連取し、雪辱の勝利を喜び合った。
女子ダブルスで2016年全米オープン・ジュニアの頂点に立った22歳の柴原が強打を決めれば、13年ウィンブルドン選手権で4強の実績がある32歳の青山はネット前での絶妙なポーチが光った。主に外国人選手と組んできた青山は、日本語での意思疎通が連係を深めていると指摘する。
出場を目指している東京五輪よりも「まずはグランドスラム(四大大会)で優勝したい」と青山。昨年結成したペアに、準々決勝進出で浮かれる様子はない。