瀬戸大也の東京五輪代表剥奪は否定的、日本水連「理由が希薄」
日本水泳連盟は6日、オンラインで常務理事会を開催し、女性問題で所属との契約が解除されるなど影響が広がっている競泳の瀬戸大也(26)を週明けにも事情聴取することを決めた。申し出ていた東京五輪競泳日本代表の主将辞退と、次戦・日本短水路選手権(10月17、18日・辰巳)の欠場も承認された。
日本水泳連盟は「本連盟として同選手の報道を通じての一連の行為は水泳トップ選手として大変に遺憾であると共にご家族はもとより多くの水泳ファンの皆様、関係者の皆様の信頼を裏切った責任は大変に重いと考えております。ついては本連盟・倫理委員会において直ちに本人の事情聴取を実施致します。また上記の事情聴取に加えて、新たな事実等の把握、確認を含めて処分等を検討してまいります」とコメント。
週明けにも連盟の倫理委員会で事情聴取を行う予定という。水連幹部は「世間に対して申し訳ない」といい、注意、もしくは何らかの処分が課される可能性を示唆した。
一方で、瀬戸が昨夏の世界選手権優勝で獲得した東京五輪の内定については「顧問弁護士とも相談したが、代表剥奪には理由が希薄。例えば法に触れたとかになれば違うんでしょうけど」と説明。代表辞退を求めることも否定的で、重い処分が科される可能性は低いという。
瀬戸は9月に不倫問題を報じられ、事実を認めて謝罪。所属先だったANAとの契約が解除となるなど、影響が広がっている。