安倍前首相が組織委の名誉最高顧問に就任 森喜朗会長明かす「サポートいただきたい」
東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、来夏に延期となった東京大会に向けて検討してきた簡素化の削減効果を報告した。各会場の仮設設備の見直しや大会関係者数の10~15%の削減、組織委スタッフ要員の計画の最適化などで、削減、抑制額は約300億円(2800万ドル)となった。
準備状況報告後に会見した組織委の森喜朗会長は、これまで組織委の顧問会議の最高顧問と議長を務めていた安倍晋三前首相が名誉最高顧問に就任することを発表した。菅新首相が、安倍前首相に代わり最高顧問と議長に就任する。森会長は「(安倍前首相には)退任後も東京大会成功に向けてサポートをいただきたい」と、話した。