橋本五輪相、IOCバッハ会長“有観客五輪発言”に同調「アフターコロナでも楽しんでもらう大会に」

 橋本聖子五輪相(56)は9日、閣議後に会見した。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪に向けて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が7日、「海外からの観客がいることを前提に動いている」と無観客開催に改めて否定的な姿勢を示したことに言及。「安心・安全の大会(への準備)がしっかりなされていると確信されて発言をされたのではないか」と好意的に受け止めた。

 政府としては9月から、東京大会に向けた新型コロナ対策調整会議で東京都、大会組織委員会とともに議論を進めている。「バッハ会長が『観客を入れることを前提に動いている』と発言されたということは前向きに捉えて、安心・安全の大会がしっかりなされていると確信をされて発言をされたのではないかと。多くの方に見てもらうのが五輪・パラリンピックの本来の姿。アフターコロナを見据える中でもしっかり楽しんでもらえる素晴らしい大会にするために、引き続き努力を重ねたい」と力を込めた。

 また、1年延期に伴う大会簡素化で約300億円の経費削減が発表されたことについては「以前から簡素化に取り組まれていて、今回さらにということで非常に難しい取り組みだと思う」と理解を示し、「多くの皆さんが納得、理解して『東京大会がなされるべきだ』と思っていただけることが大事。政府としても何ができるか、寄り添う中で対応を見守りたい」と述べた。

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