本田真凜、今季初戦SPは47・29点で9位 スケート人生で「一番不安な中、演技」
「フィギュアスケート・東京選手権」(9日、ダイドードリンコアイスアリーナ)
女子SPが行われ、今季初戦の本田真凜(19)=JAL=は47・29点で9位だった。
淡い紫の入ったパンツルックの衣装に身を包み登場した真凜は、冒頭は3回転-3回転の連続ジャンプの予定が、単独の2回転ループになり得点が入らず。3回転フリップは3回転-2回転のトーループにしたが、ダブルアクセルはシングルアクセルになってしまい、規定によりこの要素も0点になった。
演技後はぼう然とした表情を浮かべていた。
真凜は、今月3日に行われたジャパンオープンに出場する予定だったが、右肩脱臼のため欠場していた。取材には、「今日からジャンプを練習し始めて、2週間ほどジャンプができていなかったので、スケートをやってきた中でも一番不安な中、演技をした。とりあえずフリーに進めて(よかった)」と、ジャンプはほぼぶっつけ本番の形で臨んだことを明かした。
演技はやり通したが、「久しぶりに最後までSPを通して、大事な試合に間に合うのかなって不安があった感じです」と吐露した。
SPの規定では、2回転の単独ジャンプやシングルアクセルは得点が入らない。