昨季対抗戦王者・明大2連勝!青学大を圧倒 貫録14トライ「明治らしいラグビー」
「関東大学ラグビー、明大82-17青学大」(11日、明大グラウンド)
対抗戦では昨季優勝した明大が82-10で青学大に快勝した。大学選手権王者の早大も46-7で立大に、帝京大も筑波大に54-17で勝利し、3チームが開幕2連勝を飾った。
昨季の対抗戦王者が貫禄を見せた。明大は手を緩めることなく前進し、14トライで快勝。主将のナンバー8箸本龍雅(4年)は「一人一人が前に出たことでより明治らしいラグビーができた」と開幕2連勝に胸を張った。
昨季は大学選手権決勝で早大に敗れた。そのライバルに開幕戦で26点差に迫っていた青学大を寄せ付けず、72点差をつけた。先制トライこそ許したが「強いキャリーを意識した」とFW陣は総体重で70キロ以上上回り、完全に押し切った。
1週間前の立大戦での課題をテーマに臨んだ。田中澄憲監督(44)は「自分たちからアタックを仕掛けること」と積極的な攻撃を選手に要求。「それが効いて後半にもトライが取れたのは成長」とコロナ禍で調整が遅れたチームの進歩を口にした。
主将は、次戦の筑波大戦へ「コンタクトで負けない」と意気込む。19年は全勝同士で早明戦を迎えた。当然、今季も目指すのは全勝のみだ。