サーフィン松田詩野7カ月ぶり実戦で高得点「どんどん試合に集中していった」
「サーフィン・さわかみチャレンジシリーズ鴨川」(15日、東条海岸)
サーフィンの国内プロツアーを管轄する日本プロサーフィン連盟の特別戦が無観客で開催された。東京五輪種目のショートボード女子1回戦では条件付きで五輪出場権を持ち、約7カ月ぶりの試合となった松田詩野(18)が2組を全体トップの12・43点で1位となり、2回戦に進出した。
3月上旬以来の実戦で、松田が圧巻の試合を演じた。20分間の試合で序盤から積極的に波に乗ると、11分頃には6・00点をマーク。試合終盤でも積極的な波乗りで6・43点を出し、同組2位を3・56点も引き離した。
久しぶりの試合は「(最初から)波に乗って動いて、どんどん試合に集中していった」。1回戦を終え、6点を超えたのは松田のみ。その高得点を2度も出して他を圧倒した。
条件付きで代表に内定している東京五輪出場が確定するのは、日本から松田を含む女子3人が出場する来年のWG(エルサルバドル)。10月31日からは2連覇を目指すジャパンオープンも始まる。「優勝したら(WGに)いい弾みになる。ジャパンオープンで優勝して、その後の試合に向かいたい」。母国での五輪出場に向け、再び歩みはじめた。