箱根予選会で1年生旋風!“大迫超え”U20ハーフの記録で歴代1位&2位
「箱根駅伝予選会」(17日、陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース)
新型コロナウイルスの影響で無観客となり、従来の市街地コースは走らず周回コースのみという異例のレースで、スーパー1年生が旋風を巻き起こした。
順大1年の三浦龍司が日本人トップの5位に入り、1時間1分41秒をマーク。U20(20歳以下)のハーフマラソンとしては、2010年に大迫傑(当時早大)が記録した1時間1分47秒の日本歴代最高記録を上回る“新記録”となった。
快走を見せた三浦は「全然実感はないが、記録が残ったのはうれしい」と声を弾ませ、「初のハーフレースで自信になった。これからも自信を持って臨める」と手応えを口にした。
全体10位に入った中大の吉居大和(1年)も1時間1分47秒の好記録をマークし、前出のU20のハーフマラソン記録では大迫に並ぶ歴代2位タイ。吉居は「箱根駅伝の出場資格を取れてホッとしている気持ちと、個人としては日本人トップを目指していたので負けて悔しい気持ちがある」と複雑な表情で、「(ハーフが)初めての中で(1時間)1分台はうれしい気持ちもあるが、一番は勝負で勝ちたかった。同じ学年の三浦君に負けてしまったのは悔しい」と強烈なライバル意識をのぞかせた。
順大は1位で10大会連続62回目の本大会(来年1月2、3日)出場を決め、中大も2位で4大会連続94回目の箱根駅伝出場を決めた。