フクヒロ組がV!ナガマツとの日本対決制す 久々実戦も息の合ったプレー健在
「バドミントン・デンマーク・オープン」(18日、オーデンセ)
各種目の決勝が行われ、女子ダブルスは世界ランキング2位で第1シードの福島由紀(27)、広田彩花(26)組=丸杉Bluvic=が同3位で第2シードの永原和可那(24)、松本麻佑(25)組=北都銀行=を2-1で下して優勝した。今大会は、新型コロナウイルスの影響で3月の全英オープンを最後に中断していたワールドツアーの再開初戦だったが、強豪の中国やインドネシアなどの選手は参加しなかった。
約7カ月ぶりのワールドツアーで優勝という最高の形で再スタートを切ったのは福島、広田組だった。国際大会では通算4勝6敗で、4連敗中と苦手にしている永原、松本組を振り切った。
第1ゲームを21-10で圧倒。だが、第2ゲームを失い、最終ゲームは20-14と大きくリードしたところから4連続失点した。同じ顔合わせだった18年と19年の世界選手権決勝は、ともに最終ゲームをジュースの末に落とした。嫌な雰囲気となったところで、相手のサーブがネットにかかり、勝利が決まった。
コロナ禍で東京五輪が延期。「広田がいたからモチベーションを保つことができた」と福島が言えば、広田も「自分一人だったらすぐには前を向けなかったかもしれない」と明かす。実戦から長期間離れても、息の合ったプレーは健在だった。