マスクつけてタックル…レスリング女子が異例の合宿敢行 川井梨紗子「キツい」

 3カ月ぶりの代表合宿で、マスクを着用して練習する川井梨紗子=日本レスリング協会提供
 代表合宿に参加し、オンライン取材に応じた川井梨紗子
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 レスリング女子の日本代表合宿が21日、7月以来、3カ月ぶりに都内で始まり、東京五輪代表5人らが参加した。新型コロナウイルスの影響で五輪は1年延期となったが、12月にはセルビア・ベオグラードで世界選手権が開催予定。57キロ級代表の川井梨紗子(25)=ジャパンビバレッジ=は「今のところ参加したい。2月から試合に出ていないので(来夏の)五輪前にもう一度、試合の感覚を肌で感じたい」と出場への意欲を燃やした。

 この日は、選手全員がマスクを着用しながらスパーリングまで行うという異例の練習を敢行した。日本協会によれば、1968年メキシコ五輪時にマスクを着用して練習していたことがあるといい、呼吸が制限される苦しい状況下でのレスリング練習を体感する狙いだという。

 コロナ禍の2020年に“謎のリバイバル”となったが、川井梨は「(マスク着用で)違和感はあったが、心肺機能的にいい練習になるのかな」と効果に期待しつつ、「たくさん(練習量を)やるのはキツい(笑)」と本音がフィルターを突破。代表最年長の76キロ級・皆川博恵(33)=クリナップ=は「マスクをしてレスリングをするのは初めて。息苦しさもあったが、(コロナ禍で)仕方ないのかな」と笑いながら感想を話した。

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