女子やり投げで佐藤友佳が優勝、日本記録保持者の北口を制する
「陸上・木南道孝記念」(24日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
女子やり投げ決勝が行われ、今年の日本選手権(新潟)を制した佐藤友佳(28)=ニコニコのり=が60メートル69で優勝した。日本記録保持者の北口榛花(22)=JAL=は58メートル36で3位。佐藤は日本選手権に続いて北口を制した。
横からの強風に苦しんだ佐藤は、追い風用と向かい風用のやりを駆使したという。「4投目から変えた」という追い風用で、最終6投目に出場者で唯一60メートルを超える60メートル69を記録。「今季の最終戦だったので、60メートルオーバーを投げたかった。五輪参加標準記録(64メートル)はほど遠いけど、60メートルを超えたのでうれしい優勝」と笑顔を咲かせた。
今月1日の日本選手権でも、連覇を狙った北口を6投目で逆転した。「最後の1投で気合が入る。自分の良さでもある」と高い集中力に自信を見せる。今季最終戦で日本記録保持者を再び制し、「勝ちにこだわることを目標に今季はやってきたのでうれしい」と胸を張った。