多田修平が10秒22で優勝「素直にうれしい」 陸上・木南道孝記念
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「陸上・木南道孝記念」(24日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
男子100メートル決勝では、17、19年世界選手権400メートルリレー銅メダルの多田修平(24)=住友電工=が10秒22(向かい風0・5メートル)で優勝した。「今年初優勝なので素直にうれしい。最終戦としては納得いくタイムではなかったけど、来年は勝負の年。冬季練習を頑張って9秒台を出したい」と東京五輪へ意気込んだ。
予選では2度のやり直しの後、3度目でスタート。「自分のレース展開ができなかった」と言うが、決勝ではきっちり修正した。
今月2日の日本選手権(新潟)決勝は、10秒34で5位。予選、準決勝と好走し、「1位が見えていたレース」と言うが、決勝では中盤以降に4人に抜かれて悔いを残した。それだけに、この日の結果は「やっと自分の走りが戻ってきた感じ」と、来年の東京五輪へ十分な手応えとなったようだった。