京産大が7トライ奪い快勝 立命大とのリーグ初戦へ弾み
「ラグビー・関西大学交流試合、京産大45-17摂南大」(24日、皇子山陸上競技場)
2015年W杯イングランド大会日本代表で、今年就任した伊藤鐘史監督(39)率いる京産大は摂南大に45-17で快勝し、17日の立命大戦を合わせて交流試合を2連勝で締めくくった。同大は近大を54-21で退けた。Aリーグ8チームによる交流試合は25日まで行われ、リーグ戦は11月7日に開幕する。
開始2分のトライを皮切りに、京産大はギアを上げ続けた。立命大戦で無得点に終わった後半に3トライを重ね、計7トライを奪っての快勝。伊藤監督は「今年取り組んでいるアクセルラグビーの要素を見せることができた」と評価した。
強風の中で、目指している速いラグビーで主導権を握った。前半19分にはスクラムからモールで約10メートル押し込んで、最後はSH広田がトライ。速攻に、伝統のスクラムとモールを融合させ、立命大とのリーグ初戦(11月8日、鶴見緑地)へ弾みをつけた。
伊藤監督は「もっと上を目指して取り組んでいるので、満足してもらっては困る、と選手には常々問いかけている」と手綱を緩めない。98年以来5回目の頂点を狙うリーグ戦、初の日本一までアクセルを踏み続ける。