瀬古リーダー、東京五輪代表・服部勇馬へノルマ「最低2時間6分台を」福岡国際出場
福岡国際マラソン(12月6日、平和台陸上競技場発着)の主催者は26日、国内招待選手として、東京五輪男子代表で2年前の大会を制した服部勇馬(26)=トヨタ自動車、昨年のマラソングランドチャンピオンシップ4位で東京五輪代表補欠の大塚祥平(26)=九電工、昨年の世界選手権代表の川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=らが出場すると発表した。
オンラインで会見に臨んだ日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、2時間7分27秒の自己ベストを持つ服部への期待を口にした。
新型コロナウイルスの影響で東京五輪が来夏に延期となり「本当はオリンピックも終わっていてリラックスしているだろうな、という中で、3月に延期が決まって、モチベーションをどういう風に保つかと心配していた。心配もどこ吹く風で、1万メートルで自己新を連発したことで『本当にえらいな』と。しっかりと自分自身の心を保って、選手としてしっかり節制していて『えらいな』と思った。トラック競技でいいレースができていたので、たぶんマラソンも質の高い練習がこれからできていくのではないかと思う」と語った。
男子マラソンの日本記録は、今年3月の東京で大迫傑(ナイキ)がマークした2時間5分29秒。「うわさでは自己記録を狙いたいと、できれば日本記録をという話も聞いている。それだけの練習できているのだと思う。あまりプレッシャーをかけてもいけないが、最低6分台を出してもらいたい。大迫の記録も出してほしいが、2時間6分台を出してもらって、五輪につなげてもらいたい」と期待を寄せた。