陸上100M世界王者コールマンがドーピング回避で2年間出場停止 東京五輪絶望的
陸上男子100メートルで、19年世界選手権金メダリストのクリスチャン・コールマン(24)=米国=がドーピング検査回避の不正により、2年間の出場停止処分が下された。英BBCなどによると停止期間は2022年5月までで、来夏に延期となった東京五輪の出場は絶望的となった。同選手は30日以内にスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴することができる。
コールマンはドーピング検査のために必要な居場所状況の提供を2019年1月から12月にかけて12カ月間で3度怠り、世界反ドーピング期間(WADA)の規則に違反。今年6月に不正を監視する世界陸連の独立機関「インテグリティ・ユニット(AIU)」から暫定的な出場停止処分を受けていた。
コールマンは2019年ドーハ世界選手権の男子100メートルを9秒76で優勝。東京五輪でも金メダルの最有力候補として挙げられていた。