東京五輪・パラリンピックのボランティア研修を開催 心構えや歴史を学ぶ
東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、大会をサポートするボランティアの共通研修をオンラインで開催した。新型コロナウイルスの影響により、2月最終週に予約済みで参加できなかった人や、海外在住者などでまだ参加していない人を含めて合計約5000人を対象に、10月21日から12月までオンラインで開催。1日2回実施され、この日は3日目として、午後の部の6回目が報道陣に公開された。
約2時間、ボランティアとしての心構えや、五輪・パラリンピックの歴史。また、障害をテーマに映像を通した演習や、ボランティアとして活動していく上でのルールなどが説明された。
大会のボランティアは約8万人。活動内容は、会場内などで観客・大会関係者の案内や、チケットチェックや荷物などのセキュリティーチェックのサポート、競技会場や練習会場内で競技運営をサポートしたり、各競技の表彰式で選手や大会関係者の案内、メダル・記念品の運搬などを含めた表彰式運営のサポートなど、役割は多岐にわたる。
今後は、ボランティアに対して来年3月から5月にかけてシフトを通知し、4月からは役割別研修やリーダーシップ研修を開催。5月以降にユニホームなどを配布し、6月からの会場別研修を経て、本番を迎える。